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Gallery [#ca4b25ff] コメントフォーム [#vb24b2ef] Gallery 添付可能画像は以下の通りになります。 サイズ 100Kまで 形式 jpg、gif、png ※必ず SS投稿ルール をご確認の上投稿してください。 正面 側面 背面 フリー フリー フリー attachref attachref attachref attachref attachref attachref コメントフォーム SS投稿ルールに基づきGalleryを編集しました。詳しくはSS下の枠内をご確認ください。以降の削除・編集はSS投稿ルールに従ってお願いします。 -- 見事なスイカですが 帽子です けして棒とかで叩かないこと 着けて夏の砂浜で死んだフリもしないこと(ぁ -- コメント
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年賀イベントで茶店娘から貰える。 性能は茶店娘に話し掛ける前に装備していた 頭装備とまったく同じ性能になる(ただし補正は冠扱いのため、妖術耐性−10、物理耐性−10に固定となり、元の装備とは異なる値になる)。 12月28日のメンテナンスと同時に消える。
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装備可能ジョブ 駆出 戦士 魔術 僧侶 騎士 盗賊 大魔 神官 パラ 吟遊 部位 種類 コスト 売却値 最大Lv スキルと効果 進化 頭 軽装 6 3000 15 なし なし 基礎能力 HP - MP - 物攻 - 俊敏 2 魔攻 - 回避 - 回魔 - 命中 8 物防 1 会心 - 魔防 1 属性 なし 基礎能力(LvMAX) HP - MP - 物攻 - 俊敏 9 魔攻 - 回避 - 回魔 - 命中 41 物防 5 会心 - 魔防 5 属性 なし ルーン生成 生成結果 確率 生命のルーンⅢ 26% 精神のルーンⅢ 23% 拒乱のルーンⅢ 6% 拒盲のルーンⅢ 6% 拒幻のルーンⅢ 6% 拒眠のルーンⅢ 11% 拒封のルーンⅢ 11% 拒死のルーンⅢ 11% セット装備 セット効果 - なし - - - - 障害耐性 毒 0.0% 妨害 0.0% 混乱 0.0% 麻痺 0.0% 暗闇 0.0% 睡眠 0.0% 幻惑 0.0% 封印 0.0% 石化 0.0% 即死 0.0% 属性耐性 物理 0.0% 魔法 0.0% 火 0.0% 冷 0.0% 水 0.0% 雷 0.0% 土 0.0% 光 0.0% 風 0.0% 闇 0.0%
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マリオの装備品。 第3章のピラミッドルートにて登場。 装備すると防御力が上昇し、さらに防御力強化+ほぼ全ての属性に対する耐性を得る「メタル化」が使用可能になる。 スパイダーマを上回る不死身の男と化す。 『スーパーマリオ64』で登場。緑ブロックから出現する。 取得することでメタルマリオになることができる 効果は落下以外のダメージを受けない体となり、敵には触れるだけで倒せるなど非常に便利だが有効時間が短いと言う欠点もある。 元来の無敵アイテム「スター」に似ているが、水中では沈むなどの差異も見られる。 メタルマリオは「大乱闘スマッシュブラザーズ」に中ボスとしても登場した。 また、緑ブロックは続編の「DX」、「X」にアイテムとして登場。 手に入れたキャラクターが一定時間メタル化し、非常に重くなって吹っ飛ばされにくくなる。 ただし落下速度も上昇してしまうのでステージへの復帰時には注意を要する。 以上の特性から、本編では特に触れられていないが、実はよろめきと吹き飛びの2つの状態異常に対する耐性も付加されている。 ニコニコ動画では、MADシリーズの一つとして、「メタル化シリーズ」があり、スーパーマリオ64のメタルマリオ状態のBGMに合わせた音MADが有名だろう。 動画「メタル兄貴」は、ビリー・ヘリントンがメタルマリオの如くメタル化したサムネイルはインパクトがあり、 派生シリーズとして多くの「メタル化シリーズ」が投稿された。 …実は、このMADシリーズはニコニコRPGが完結した後の2009年に広がりを見せたもので、多くの元ネタを拝借してきた本作だが、 まさか元ネタを先取りしてしまうとは作者も視聴者も予想しなかっただろう。 関連動画
https://w.atwiki.jp/ameba_pigg/pages/481.html
ハロウィンの魔女帽子 halloween_hat_witch_0909.swf 2009ハロウィン スクラッチ 期間限定 ハロウィンカード コーナー 男女共通 ファッション その他
https://w.atwiki.jp/knights-wiki/pages/274.html
Last up date 2011-06-02 01 33 43 (Thu) 武器 魔法の剣 / 長剣 / 斧 / 牧鎚 / 魔の棒 / 長弓 / 騎士槍 編集 防具 軽い鎧 衣 / 手袋 / マント / 腰ひも / 靴 / 帽子 / ひざ当て 編集 複合鎧 衣 / 手袋 / マント / 腰ひも / 靴 / 帽子 / ひざ当て 編集 厚い長衣 衣 / 手袋 / マント / 腰ひも / 靴 / 帽子 / ひざ当て 編集 皮衣 衣 / 手袋 / マント / 腰ひも / 靴 / 帽子 / ひざ当て 編集 布衣 衣 / 手袋 / マント / 腰ひも / 靴 / 帽子 / ひざ当て 編集 盾 戦士の盾 / 軽い盾 / 腕盾 編集 装飾品 物理 肩当 / 腕飾り / 指輪 / 首飾り / ピアス 編集 魔法 肩当 / 腕飾り / 指輪 / 首飾り / ピアス 編集 ドリンク ヒール / マナ 編集 魚釣りの餌 魚釣りの餌 編集 家具 編集 訓練巻物 編集 その他 材料合成 / 武器共鳴 / 装備鍛錬 / 象嵌 / 紋章塗料 / 紋章刻印 / 法器 編集 製造>防具>厚い長衣>帽子 +データの編集について @wikiのプラグインはソート対応ではないためデータとデータの間に新規のデータを入れる場合、現状では直接編集しか出来ません。 お手数ですがデータの直接編集をされる方はコチラより編集してください。 直接編集の方法がわかりにくい方はそのままデータを追加していくかコメントにデータを残してくださると助かります。 画像 レシピ名 製作LV 熟練度(修練値) 数量 材料 購買額 説明 備考 編集 購:販: 編集 購:販: 編集 購:販: 編集 購:販: 編集 購:販: 編集 購:販: 編集 購:販: 編集 購:販: 編集 購:販: 編集 購:販: 編集 購:販: 編集 購:販: 編集 購:販: 編集 購:販: 編集 購:販: 編集 ▲ 過去のコメントはコチラ 名前
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コメントログ3(メイドイン俺次回作 応援所) メイドイン俺次回作 応援所に移動 下へ もうバンブラでやれとは言わせない!! ↑自分が作ったんですが、任天堂側は絶対につけないキャッチコピーですねww -- (puttyogamu) 2011-02-13 10 59 16 連符は欲しい -- (イプシロン) 2011-04-08 21 00 04 いや、今のメイドイン俺でも工夫しだいで三連符は再現できるぞ。 ただしゲームに使うと中途半端なところでループするのが問題点。 -- (デマー) 2011-09-06 22 34 44 3Dで出したらどうだろう? -- (アガタ) 2011-10-10 10 09 43 引ク押スやクリエイトーイを見習ってQRコードでゲームを交換できるようにする。情報量が多すぎるか…いや、そこはワイドQRコードで! -- (上弦の月) 2011-12-03 23 27 11 選択肢に メイドイン僕があるww 俺じゃないじゃんww -- (竜騎士) 2011-12-14 18 55 43 まあ、僕は次回作がでたら100%買いますw -- (アッキー) 2011-12-22 23 02 56 いや、次回作きたら10個くらい買っちゃうww -- (上弦の月) 2011-12-27 13 35 15 次回作のメイドイン俺ができたら買うぞ~!! -- (しょうでん) 2011-12-29 20 09 46 すれ違い通信で商品を交換できるとか。 いつの間に通信でサンプルゲームを受け取れるとか。 3DSならではの機能があればさらにいいかも。 -- (アッキー) 2012-01-12 16 05 51 ↓↓すれ違い通信が出来たら嬉しいですね -- (リオレウス) 2012-01-14 18 11 08 次回作には、スライド機能やマイクなども欲しいですね。 それと、AIの数を5個以上にして、売れたゲームの儲けた金でなんか新しい機能を買えたりしたいですね。 次回作は100%買いです!それと、商品のパッケージとか、音楽の音取り効果(マイクに向かって音←ここ重要 を聴かすとその音を音色と同時におんぷだまにしてくれる機能)も欲しい! -- (ゆうなま) 2012-06-18 14 47 52 また新しいページが出来てる! 凄いテンションあがる~!!!!! -- (カズー) 2012-06-18 21 28 37 僕的にはタッチペンでなぞったところを移動させる機能欲しいな だって今だとカクカクした動きしか出来ないからね、 -- (カズー) 2012-06-18 21 30 52 ごっつんこさせる時に複雑な形も書きたい 今はどうしてもAIがいっぱいになるしぶったい使ってもポイントとか圧迫するし… 丸も描きたい 写真をドットにしてくれる機能とか…ってどんどん追加したら値段がハンパなくなるなww -- (ゆうなま) 2012-06-18 22 05 23 連コメすみません。 任天堂がここみたら出る可能性… 零じゃあないっっ!!!!!(るろうに剣心のマンガの一部をパクらせてもらいましたというかまんま) すいません、それが言いたかっただけですw -- (ゆうなま) 2012-06-18 22 08 54 ここ初めて来ましたけど何か面白いところですね。 投票しときますた。 -- (T・Uもじゃ) 2012-06-19 15 59 52 僕も欲しいです。 -- (クウイーTOKKIN) 2012-06-19 16 42 52 なんで最新作を欲しがっている人がたくさんいるのに出さないんだろう…。 僕もゲームクリエイターになったら分かるかな…。じゃあ将来任天堂にでも頑張って入るかな…。 -- (ゆうなま) 2012-06-20 08 12 55 僕がインテリジェントシステムズの社員だったらもうちょっと3DSが普及してから出しますね。 -- (上弦の月4513-4724-1963) 2012-06-22 00 48 51 ていうか3DS固定なんですかww まわるもさわるも出たことがあるので「まわる!さわる!マイクもつかえる新しいメイドイン俺」というタイトルでは出ないと予想。 でも据え置き機ではなかったのは嬉しい。どこにでも持って行ってプチプチ作っていくということはしませんが。 -- (ゆうなま) 2012-06-22 16 00 02 どう考えてもそのタイトルはその前作の名前を意識して投票してますよ… -- (上弦の月4513-4724-1963) 2012-06-22 17 53 56 無駄のない洗練された無駄な機能って性能が未知数なのは分かるけど意味が分からないww まわるは暇つぶしにもじっくりにも向いてる(多分)のでオススメですよ。→これ忘れて結構です 壊れやすいのは愛嬌ではなく形のせいなので無視してください。 -- (ゆうなま) 2012-06-22 18 07 10 真面目に不真面目みたいなことだろ -- (上弦の月) 2012-06-22 23 38 47 知らないうちに「もっと作る!メイドイン俺+(DS用)」が36投票になってる…。 昔、私がその他にテーマを考えて投票した選択肢です。 -- (水スワン) 2012-07-10 21 29 35 へぇー、水スワンさんが考えたんですか!才能ありますね。RPGツクールDS+みたいなのも勇なま好きの僕としては(個人的に)好きです。 ちなみに僕もこれに投票しました。 -- (ゆうなま) 2012-07-10 22 14 43 フレンド募集中です -- (ジャックスパロウ) 2012-07-30 11 12 55 ここで募集するのやめないか -- (上弦の月4513-4724-1963) 2012-07-30 12 04 16 すごいなぁ -- (ワリリオ) 2012-08-23 12 12 33
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帽子図書館 断罪の遺跡 大聖堂ヴァルハラ 帽子名:ワドラボヤンティ 戦闘時に敵の詳細な情報や弱点が分かります。 ライフやOS残量の他、性格やドロップ品、レシピ所持の有無など判別できる情報は多岐に渡ります。 また、価値観が高い状態で管理人を倒すとマナの限界値が上がります(MAX128) 全体ターゲット時は敵が残り1体でも、法の帽子で敵ステータスを確認できない。 帽子図書館 法の世界、1つ目のダンジョン。 ナタリー編では最初に挑むマップ。 ラヴィ編では帽子を1つ獲得するとこのマップしか攻略できなくなる。 マナ回復量は2、デコイはフライングブック、ランタンボウ、ストラポス、キーマウス、看守ナージャが出現する。 クリア後、カフェ依頼「帽子図書館の失われた本」と「クイズ$サルモネア」が発生する。 また、クリア前でもサブイベント「百の管理人セレナ」のイベントが発生、 ?フロアの先では「友達の管理人モーノ」を進めることが出来る。 固定宝箱の中身はアクセ「黒蝶のタトゥ」 + ボス攻略 ボスはビッグアイ。 + ビッグアイのステータス(デコイランク17) ビッグアイのステータス(デコイランク17) 性格:勤勉 ライフ:28,900 ソウル:765 攻撃力:28 物理防御:9 魔法防御:28 戦闘力:9,400 種族:悪魔ボス 腕力:13 器用さ:13 素早さ:19 体力:13 魔力:18 運:15 気絶:B 睡眠:B スタン:B 混乱・魅了:B 毒:B OS低下・封印:B マヒ・石化:B 能力値低下:B 剣:0 槍: -20 斧:0 弓: -20 杖:0 銃:0 拳:0 火:0 水:0 風:0 土:0 光: -20 闇:20 時:0 装備ジェム 土魔法Lv5 レジストLv3 マナコストダウンLv3 マナ回復量アップLv3 禁止行動を指定して破るとパワーアップする 破った項目によってパワーアップ内容が異なる 1ターン毎に魔法・アーツ・アイテムの順に行動を禁止してくる。 アーツ禁止を破ると、自身の腕力・器用さ・物理防御を2倍にする。 魔法禁止を破ると、自身の魔力・魔法防御を2倍にする。 アイテム禁止を破ると、自身の腕力・器用さ・魔力を2倍にする。 一度禁止行動をすると、敵の強化は永続?して土魔法キャンセラでは解除できない。 特に魔力2倍のパワーアップは元々のステータスと相性が良いので注意。 通常時は物理攻撃と魔法攻撃をバランス良く使う。 マナの量が多くなると「ロックロック」以外の土魔法を使うことが多くなる。 また、凝視系のアーツ「流し目」「麻痺睨み」「石化睨み」「即死睨み」を多用する。 「ロックロック」のマナコストは0になっているので、マナがなくても使ってくる。 「石化睨み」のソウルコストは0になっているので、止めさせることは出来ない。 OS行動は光属性全体攻撃「天罰」と土魔法「アースシェイカー」、「天罰」は見切り可能。 「天罰」は全体に『OS封印』を付与するため、OS発動以外の回復手段を用意しておこう。 「アースシェイカー」はマナ不足でも使う。ソウル・マナが尽きても「アースシェイカー」しか使わない。 禁止行動した時の強化は見た目以上に強力なので、回復手段が乏しい序盤はきちんとルールを守ろう。 断罪の遺跡 法の世界、2つ目のダンジョン。 「帽子図書館」クリア後に挑めるマップ。 ナタリー編では「ケルクホフスの秘匿牢獄」クリア後、ホームとこのマップしか移動できず、攻略中はナタリーが威圧できなくなる。 ラヴィ編では「帽子図書館」クリア後、このマップしか攻略できなくなる。 マナ回復量は2、デコイは化石魚、サラマンダー、ハーピー、ガーゴイル、セイレーン、コボル、ヴァイキングが出現する。 クリア後、サブイベント「牧師バリーの懺悔」が発生する。 また、条件(*1)を満たすと「吸血鬼の断罪」が発生する。 ?フロアの先には「吸血鬼の断罪」で入れる。 隠しフロアは、ボスフロアから右、右下のフロアから落ちて右に空中ダッシュした先にある。 隠しフロアの宝箱の中身はOP「黄金のデスマスク」 固定宝箱の中身はアクセ「藍のシャドー」 + ボス攻略 ボスはエンジェリアン。 + エンジェリアンのステータス(デコイランク18) エンジェリアンのステータス(デコイランク18) 性格:平和主義 ライフ:39,900 ソウル:1,425 攻撃力:30 物理防御:14 魔法防御:40 戦闘力:12,845 種族:天使ボス 腕力:14 器用さ:16 素早さ:20 体力:16 魔力:19 運:16 気絶:★ 睡眠:A スタン:A 混乱・魅了:A 毒:A OS低下・封印:A マヒ・石化:A 能力値低下:B 剣:0 槍: -20 斧:0 弓: -10 杖:0 銃:0 拳:0 火:0 水:0 風:0 土:0 光:60 闇: -30 時:0 装備ジェム 光魔法Lv6 スペルカウンターLv5 マナコストダウンLv3 マナ回復量アップLv3 光魔法を好み、OS封印攻撃も行う OS攻撃は着弾するまで時間差がある 通常時は魔法攻撃のアーツと光魔法をよく使う。初手で妖精とビットを召喚する。 妖精とビットはターン終了時にそれぞれマナ-1して行動する。行動せずに消えることもある。 ターン終了時にマナが0だと妖精とビットは行動せずに消える。 光魔法「ディバインオーラ」はマナコスト0で行動時のOS上昇量アップ付き。 光魔法「サモン・ホーリィ」の妖精はターン終了時に魔法単体攻撃、ライフ回復、マナ回復のどれかを行う。 味方の妖精と同じならライフ回復は上限300、マナ回復は10、ただし蘇生はしない。 光魔法「レインボービット」のビットはターン終了時に魔法単体攻撃してくる。 最大ライフ割合攻撃「マジックアロー」は最大ライフの約30%ダメージ、防具・アクセの防御力で軽減できないので注意。 OS行動は「天への祈り」で使用後、背景が暗くなり3?ターン後までのターン終了時に「神判のいかづち」が発動する。 「神判のいかづち」は光属性全体攻撃、発動するタイミングは背景が最も暗い時。 スペルカウンターを持っているので、アーツやコンボフィニッシュで無効化しよう。 ジャミングガン積みで、ジャミング回数の限り「サモン・ホーリィ」と「レインボービット」をジャミング出来る。 大聖堂ヴァルハラ 法の世界、3つ目のダンジョン。 「断罪の遺跡」クリア後、挑めるようになる。 ナタリー編では「断罪の遺跡」クリア後、ホームとこのマップしか移動できず、攻略中はナタリーが威圧できなくなる。 ラヴィ編では「断罪の遺跡」クリア後、このマップしか攻略できなくなる。 マナ回復量は6、デコイはキューピィ、エンジェル、ヴァルキリー、セラフィア、ドミニアス、虚無僧、セイレーン、看守ナージャが出現する。 また、EXITに近い方のW3フロア付近ではカトテンがたまに出現する。 審判の間で2択を外すと外した仲間が離脱した状態で外した仲間のドッペルと戦うことになる。 ドッペルは外した仲間の能力値そのままなので、2週目以降に強い仲間がいる時は注意。 デコイ図鑑を埋めるにはわざと外して戦う必要あり。 ジャニス編ではドッペル撃破で戦術「コンボ妨害」が手に入る。 一度クリアした後は、審判の間の顔を調べれば、再度挑める。 デコイを図鑑に乗せていない時や戦術を取り忘れた時、他のキャラの反応を見たい時に。 クリア後、カフェ依頼「最後の晩餐」が発生する。 また、上部の?フロアの先で「架空の管理人セルヴィアータ」を進めることができる。 隠しフロアは下部の?フロアの一つだけ形が違う像の前で屈み続けると行ける。 隠しフロアの宝箱の中身はOP「楽譜・消えた聖歌隊」 固定宝箱の中身は武器「ハルバード」 二段ジャンプ必須の固定宝箱の中身は武器「火縄銃」 + ボス攻略 ボスはナタリー。 + ナタリーのステータス(価値観99%) ナタリーのステータス(価値観99%) 性格:熾烈 ライフ:81200 ソウル:3262 攻撃力:53 物理防御:15 魔法防御:44 戦闘力:78027 種族:管理人 腕力:37 器用さ:37 素早さ:43 体力:40 魔力:44 運:37 気絶:★ 睡眠:A スタン:A 混乱・魅了:★ 毒:A OS低下・封印:A マヒ・石化:★ 能力値低下:B 剣:0 槍:0 斧:0 弓:0 杖:20 銃:0 拳:0 火:0 水:0 風:0 土:0 光:20 闇:0 時:0 装備ジェム マスター全魔法Lv1 レジストLv3 マナコストダウンLv3 マナ回復量アップLv3 属性上昇値が高く、全ての魔法と大魔法を使える OS攻撃のジャッジメントはOS封印の効果がある このマップは光魔法を使うデコイが多いため、戦闘開始時に光属性値100%になっている場合もある。 開幕大魔法で「スティグマータ」が飛んでこないようにマナや属性値を調整したい。 光の大魔法「スティグマータ」は全体大ダメージと『聖痕』(被ダメ時OS増加不能)を付与される。 『聖痕』は他の状態異常と違い、振り逃げや気絶していても付与され戦闘中は回復不能。 敵のOS技を防御で受けきって、次のターンにOSで全回復の基本ルーチンが出来なくなる。 『聖痕』状態ではOSにたよらず、回復魔法を使っていこう。 通常時は魔法攻撃を多用し、特に光魔法を好む。マスター全魔法ジェムを持っているので全ての魔法と大魔法を使う。 ライフが少なくなると「デュアルスペル」を即発 し、ともすると通常時の火力はジャニス以上になることもある。 マスター全魔法Lv1はマスター魔法Lv5と違い、 全ての魔法ジェムLv6と同等の威力アップとコスト低減を併せ持っている。 マナコストダウンも持っているので全ての魔法のマナコストは-9されている。 7属性全ての大魔法が相殺される。運が悪いと強行されて大魔法を発動されてしまう。 味方にジャミング持ちがいる場合、一度だけ「カス魔法乱れうち」を使い、味方全員のジャミング回数を一回の行動で全て浪費させる。 時魔法ラストレディやトキノリバースでターン開始時や戦闘開始時に戻るとジャミング回数も元に戻る。 属性値が時で70%超の時「ライトシフト」で時の属性値を下げてくる。 マナが少なくなると「ミスティリオン」を即発して魔法をソウル消費に切り替える。 水魔法「レメディア」で自身の弱体化等の悪性状態異常を回復する。 土魔法「キャンセラ」でこちらの強化ステートを解除してくる。 振り逃げ状態のキャラは「バニシュ・デスゲート」で『気絶』状態にする。 OS攻撃としては 『OS封印』効果を持つ 光属性全体攻撃「ジャッジメント」を主に使用する。見切り可能。 命の帽子特権でOS時状態異常無効なら、ライフが減っていなくてもOS発動して『OS封印』を防ごう。 価値観が高くなるほど「デュアルスペル」を使う残りライフが高くなる。 価値観33%以上だと戦闘開始時に「デュアルスペル」を即発する。 「ミスティリオン」「デュアルスペル」は解除しても何度も即発する。解除してもその場しのぎになりがち。 『OS封印』を筆頭に悪性ステートの種類が多いので、状態異常耐性や回復の準備をして戦おう。 水魔法Lv2や光魔法Lv1、アクセ『藍のシャドー』消耗品『中和剤』や戦術『状態治療』『抵抗アップ』等。 OS技だけでなく通常時の光属性全体攻撃「天罰」も『OS封印』付与なので回復できるようにしておこう。 + ナタリー編ボス攻略 ナタリー編ボスはマウリツィア。 + マウリツィアのステータス マウリツィアのステータス 性格:甘えん坊 ライフ:56,000 ソウル:3,000 攻撃力:52 物理防御:21 魔法防御:21 戦闘力:18,057 種族:扇動者 腕力:23 器用さ:19 素早さ:17 体力:14 魔力:20 運:19 気絶:★ 睡眠:A スタン:A 混乱・魅了:★ 毒:A OS低下・封印:A マヒ・石化:★ 能力値低下:B 剣:0 槍:0 斧:0 弓:0 杖:0 拳:0 銃:0 火:0 水:0 風:0 土:0 光:0 闇:0 時:0 装備ジェム 闇魔法Lv6 マスター魔法Lv5 レジストLv3 マナ回復量アップLv3 全員のOSゲージをゼロにする行動を取る 物理攻撃が多目なのでブロッキングが有効 通常時は物理攻撃多目、とはいえマナが多いと魔法を多用する。 マナ回復量アップ持ちでも、マスター魔法のマナ消費に追いつかないので結果として魔法は少な目。 全体OSダメージの 「チャイルドプレイ」は味方のOSゲージを(OS100%でも)0%にする。 ジャミング可能な魔法で、マナ0でも使ってくる。 全体攻撃だが、3回行動のターンに普通の攻撃に混じって使ってくる。 逆に1回行動のターンには使ってこない。行動順番を確認しておこう。 敵のOS技にOSコンボで向かいうち毎ターンOS技を誘うと、OSを減らす暇を与えないことも可能。 OS技に耐えられるライフを確保しておく必要がある。 最大ライフの約30%ダメージを与える「スパイククラッカー」を使う。ブロッキング不可。 ダメージは免れないので、残りライフが30%を下回らないように回復しよう。 振り逃げで姿を消したキャラを「バニシュ・デスゲート」で気絶させる。 OS攻撃は物理属性全体攻撃の「踏み潰し」、威力が高いので防御や戦術でダメージを割合軽減しよう。 ブロッキング可能、見切りは不可? OSゲージ100%の状態でもOSの全回復が出来なくなる可能性に留意して、OS以外の回復手段を用意しておこう。 + ラヴィ編ボス攻略 ラヴィ編ボスはダブル・ジョパディ2体。 + ダブル・ジョパディAのステータス(デコイランク7) ダブル・ジョパディAのステータス(デコイランク7) 性格:敬虔 ライフ:7,200 ソウル:480 攻撃力:18 物理防御:5 魔法防御:10 戦闘力:2,011 種族:病魔 腕力:9 器用さ:10 素早さ:11 体力:10 魔力:11 運:14 気絶:★ 睡眠:A スタン:A 混乱・魅了:★ 毒:A OS低下・封印:A マヒ・石化:A 能力値低下:B 剣:0 槍:0 斧:0 弓:0 杖:0 拳:0 銃:0 火:0 水:0 風:0 土:0 光:30 闇:0 時:0 装備ジェム 風魔法Lv6 光魔法Lv6 セイブブロッキングLv3 マナコストダウンLv3 強化魔法や回復魔法で相方を次々と補強する セイブブロッキングで相方を守ろうとする + ダブル・ジョパディBのステータス(デコイランク7) ダブル・ジョパディBのステータス(デコイランク7) 性格:敬虔 ライフ:7,200 ソウル:480 攻撃力:18 物理防御:10 魔法防御:5 戦闘力:1,875 種族:病魔 腕力:10 器用さ:9 素早さ:11 体力:11 魔力:10 運:14 気絶:★ 睡眠:A スタン:A 混乱・魅了:★ 毒:A OS低下・封印:A マヒ・石化:A 能力値低下:B 剣:0 槍:0 斧:0 弓:0 杖:0 拳:0 銃:0 火:0 水:0 風:0 土:0 光:30 闇:0 時:0 装備ジェム 光魔法Lv6 OS上昇量アップLv5 セイブブロッキングLv3 マナコストダウンLv3 攻撃魔法を好み、OSゲージが溜まりやすい セイブブロッキングで相方を守ろうとする 基本的に2体とも光魔法「ディバインオーラ」と風魔法「ツイスター」で攻撃、ジョパディAが風と光の強化魔法を使う。 マナが少ないと通常攻撃や「十字切り」や「フェロモン」などのアーツを使う。 通常攻撃は物理遠隔攻撃、スピアアーツ「風車」の対象外。 光魔法「ディバインオーラ」は行動時OS上昇量アップ。OS技の回転が速くなる。 強化魔法は風魔法「ブレシア」「リフレット」「エナジア」と光魔法「グッドラック」 例えマナ不足でも15%の確率で強化魔法が成功するので安心はしないように。 攻撃力強化が多いので土魔法キャンセラでダメージを抑えられる。 ライフが減ると光魔法「ステイシア」を使う。相方を蘇生することはない? 最大ライフ割合攻撃「マジックアロー」は最大ライフの約30%ダメージ。 残りライフが30%未満になったら回復や防御をしっかりしよう。 OS攻撃はAB両方とも光魔法「スターライトレイヴ」や光属性全体攻撃「天罰」を使う。「天罰」は見切り可能。 ジョパディAは風魔法「テンペスト」の時もある。 「天罰」はマナ不足の時に使う。『OS封印』付きなので、全体魔法より厄介かも。 相手が複数でコンボ属性が上下に繋がる技を多く使うので、OS技と通常技でコンボになることもある。 2連続OS技と同様に、1ターンで最大ライフを超えたダメージを受けやすい。危険なので念頭において行動しよう。 他のボスと比べ、合計で倍の行動回数を誇る。時魔法トキノフリーズ等で行動回数を減らしたり、速攻で片方を倒すと楽になる。 時魔法リンゴドライブの連続行動の最後にトキノフリーズを使うと、1キャラで攻撃とトキノフリーズを同時に使える。 セイブブロッキングを発動させないように全体攻撃やコンボで攻撃しよう。コンボでない物理単体攻撃はブロッキングされやすい。 2体ボスがいるので、敵のライフやOSゲージを考慮して優先順位を決めないといけない。 攻撃役と強化役では、どちらとも言えない程度の違いしかないので倒しやすい方からどうぞ。
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「帽子なんかいらない」 「ゆ!…ゆっくりしていってね!!!」 よく晴れた、秋の日の朝。ゆっくり一家の朝は、恒例の挨拶で始まる。 小さいゆっくりから順番に目覚め、「ゆっくりしていってね!!!」と元気な挨拶を交わす。 最後に母まりさが目覚めると、総勢15匹の子まりさが一斉に母に向かって声を張り上げた。 「「「「おかーさん!!ゆっくりしていってね!!!」」」」 下膨れの生首が15個、母まりさの方向を向いて大きな口を開ける。 母まりさは、生まれつきのふてくされたような顔を笑顔に変えて、元気に挨拶を返した。 「みんな!!きょうもゆっくりしようね!!!」 いつもどおりの朝。幸せな朝。まりさ一家は顔を見合わせてニッコリ笑った。 朝の挨拶を済ませた一家は、貯蔵庫にあったご飯を皆で仲良く食べ始める。 草原で取ってきたお花や、うねうね動く芋虫。全部、子まりさたちの大好物だ。 「むーしゃむーしゃ♪しあわしぇ~♪」 「ゆゆぅ~♪とってもゆっくりできるごちそうだよ!!」 そうして一家は食事を終えると、一家揃って狩りに出かけることにした。 ぴょんぴょんと、16匹が順番に巣穴から外へ飛び出していく。 「ゆっ!!みんなでごはんをとりにいこうね!!!」 「ゆゆっ!!まりさがいちばんおおくとるよ!!」 「ゆっ!?まりさだよ!!!まりさがいちばんおおいよ!!」 母まりさを先頭に、列を成して餌場へと向かう。 狩りの方法を教えてもらったばかりの子まりさたちは、まだまだ取れる食料は少ない。 それでも、狩りが面白くて仕方ない年頃なのだ。 餌場につくと、そこでは既に別の一家が食べ物を集めていた。 その一家の成体れいむが友達のれいむだと気づくと、母まりさはぽんぽん跳ね寄って声をかける。 「ゆっ!!れいむ!!きょうもゆっくりしているね!!」 「ゆゆ?まりさ!!いっしょにゆっくりしようね!!」 この2つの家族は餌場を共有しているが、食べ物の取り合いになることは一度も無かった。 ゆっくりの食料となる花や、移動するのが遅い虫が豊富に存在するため、奪い合いをする必要が無いのだ。 だから、この餌場は2つの家族の交流の場でもあった。 「れいむ!!まりさとどっちがたくさんごはんをとれるか、きょうそうしようよ!!」 「ゆ?いいよ!!れいむまけないよ!!!」 母同士の仲がいいので、必然的に子供同士の仲もよくなる。 集める食料の量を競ったり、協力して食料を集めたりして、仲睦まじくゆっくりしている。 太陽がちょうど空の真上に昇った頃になると、母まりさは子まりさたちを集合させた。 「みんな!!ゆっくりあつまってね!!そろそろおうちにかえるよ!!」 「「「ゆっくりりかいしたよ!!!」」」 各々が集めた食料を口に含んだまま、子まりさたちは器用に跳ねて母まりさの周りに集まってくる。 「ゆゆ?もういっちゃうの?もっとゆっくりすればいいのに!!」 「まりさー!!もっとゆっくりしようよ!!!」 残念そうな声をあげるれいむ一家。 れいむ一家の誘いは魅力的だったが、母まりさはそれを丁重に断った。 「ごめんね!!でも、まりさたちはごはんをはこばなくちゃいけないんだよ!!!」 集めた食料を放っておくわけにはいかない。 生きている虫などは逃げてしまうし、草花だって風に飛ばされてしまうからだ。 まりさ一家は、とてもゆっくりしているれいむ一家を羨ましく思いながら、れいむ一家に別れを告げた。 そして、まりさ一家は再び一列に並んで、食料を口に含んだまま巣へと戻っていった。 比較的平坦な道を経て、餌場から巣へと戻ってきたまりさ一家。 母まりさは、迅速に貯蔵庫へと食料を移すべく、子まりさたちに指示を出す。 「ゆ!!“ちょぞうこ”にごはんをはこんでね!!ゆっくりでいいからね!!」 母まりさの指示に従って、子まりさたちは一匹ずつ巣の中へ入っていき、奥の貯蔵庫へと進んでいく。 その様子を、母まりさは真剣な目でじっと見つめている。子供がバランスを崩して転んだとき、すぐ助けるためだ。 「ゆっしょ!!ゆっしょ!!」 「ゆっくりはこぶよ!!」 母まりさの心配をよそに、子まりさたちは順調に食料を運んでいく。 ふと、母まりさの気が抜けた時だった。 最後の子まりさが、巣の中へ入っていく……その直前。 ブワアアァァァァァァ!!!! 突風である。 植物型妊娠であれば赤ちゃんが持ち去られてしまうぐらいの、強烈な風だった。 母まりさは、本能で危険を察知した。このまま外にいてはいけない、と。 「ゆっくりしないでなかにはいってね!!!」 「ゆっ!?ゆうううう!!??」 巣の外にいた唯一の子まりさを、有無を言わさず巣の中へ押し込んでいく母まりさ。 子まりさは訳が分からないという表情で、されるがままにしていがのだが……突然、頭の上の重みが無くなった。 「……ゆっ?」 空を見上げると、ひらひら飛んでいく一つの黒い物体が見えた。 その物体は綺麗に尖がっていて、白いリボンがついている。紛れも無い、子まりさの帽子だった。 「ゆっ!?ゆがああああああああ!!!まりさのぼうしがあ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」 母まりさの身体を横から押しのけ、必死に帽子を追いかける子まりさ。 口の中の食べ物を全て吐き出し、身体を軽くした上で帽子の飛ぶ方向へと駆けていく。 “帽子がないとゆっくりできない”―――この世に生まれて、母まりさから最初に教わったことだった。 「ゆっくりしてね!!!まりさのぼうしゆっくりしてよ゛お゛お゛おおお!!!」 子まりさの呼びかけに応じることは無く、帽子は風に乗ってどんどん遠くへと飛んでいく。 終いには、木々の上を飛び越えていって……完全に視界から消えうせてしまった。 「ゆがああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!までぃじゃのぼうじがああぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁあぁぁ!!!」 「ゆっ!!いまおそとにでたらあぶないよ!!!ゆっくりおうちのなかにはいってね!!!」 帽子を失ったことで狂乱している子まりさを、母まりさは引きずるようにして巣の中に引っ張り込む。 その様子を巣の中から終始見ていた他の子まりさたちは、複雑な表情で2匹の周りを囲んだ。 「ゆぅ……かわいそうだよ…」 「ぼうしがないとゆっくりできないの…?」 「ま、まりさ……ゆっくりしていってね?」 自分達がどうすれば、帽子を失った子まりさは元気を取り戻すのか。 いい考えが浮かばないので、ただ同情の視線を向けるだけだ。 「まりざのぼうじ!!!さがしにいぐのお゛お゛おお゛お!!!お゛がーじゃんゆっぐじはな゛じでね゛え゛え゛ぇぇえ゛ぇぇぇぇ!!!!」 「ゆっ!!だめだよ!!!いまおそとにでたら、まりさもゆっくりとばされちゃうよ!!」 吹き荒ぶ風の勢いは尋常ではなかった。 今、何の準備も無く外に出れば、子ゆっくりなど簡単に飛ばされてしまう。 母まりさの身体なら耐えられるだろうが、その頭上にある帽子はそうはいかない。 だから、待つことしか出来なかった。泣き叫ぶ子まりさを押さえつけて、風が止むのを待つことしか出来なかった。 10分後、風が止んだので母まりさが帽子を捜しにいく。 だがゆっくり1匹で捜せる範囲などたかが知れており、当然ながら帽子を見つけることは出来なかった。 「ゆ゛わ゛あ゛あ゛あああぁぁぁぁぁあん!!!まりざのぼうじがあ゛あ゛あ゛あ゛あぁぁぁあぁぁぁ!!!!」 子まりさは叫んだ。ひたすら叫んだ。 そして、叫び続けるのに疲れたのか、目に涙を浮かべながら巣の奥へと引っ込んで眠ってしまった。 訪れた静寂の中で、互いの顔を見合わせる子まりさたちと母まりさ。 「ゆっ……あしたはみんなでゆっくりしようね!!!」 「ゆ、ゆゆ!!そうだね!!たくさんゆっくりしようね!!!」 「ゆっくり!!ゆっくりしようね!!!」 残された15匹の家族は不安げな表情で確かめ合うように、ひたすら“ゆっくり”という言葉を連呼した。 翌朝。 全員が目を覚ますと、いつものように朝食をとる。 帽子なし子まりさも含めて、家族16匹で岩のテーブルを囲んだ。 「「「ゆっくりいただきます!!!」」」 がつがつと食べ物を食べ散らかしていく子まりさたち。 昨日泣きたいだけ泣いて落ち着いたのか、帽子のない子まりさもご飯を食べるのに夢中になっている。 そんな子まりさを、母まりさの巨体がぐいっと押した。 「ゆ?まりさはごはんをたべてるんだよ!!ゆっくりじゃましないでね!!」 食事の邪魔をされたことで、不機嫌になる帽子なし子まりさ。 だが、母まりさは食事中の子まりさをそのまま巣の奥へと押し込んだ。 「ぼうしのないまりさがだれかにみられたら、みんながゆっくりできなくなっちゃうよ!! だからまりさは、おくのほうでごはんをたべてね!!」 「ゆっ?ゆゆゆゆゆ!?」 母まりさは、帽子なし子まりさを巣の一番奥―――貯蔵庫のすぐ傍に無理やり連れて行った。 帽子のない“ゆっくりできない”まりさを匿っていると知られたら、家族全員が“ゆっくりできないもの”として迫害されてしまう。 それを恐れた母まりさは、帽子のないまりさを外から見えないところへ押し込むことにしたのだ。 「ゆぅ…かわいそうだよ…」「しかたないよ!まりさたちがゆっくりするためだよ!」 そんな様子を最初こそ悲しげな目で見ていた子まりさたちだったが、なんだかんだと理由をつけて視線を目の前の食べ物に戻す。 終いには、帽子なしまりさの存在すら忘れて、食べ物の美味しさに心を奪われて食事に没頭し始めた。 食卓から遠く離れたところに引っ張られて、食べ物を口に含んだまま呆然としている帽子なし子まりさ。 しばらくすると、母まりさが子まりさの分の食べ物を持ってきて、床の上にばら撒いた。 「ごめんね!!ぼうしのないまりさは、ここでゆっくりしててね!!!」 「ゆっ!?どうして!?まりさもみんなといっしょにむーしゃむーしゃしたいよ!!」 「そんなことしたらみんながゆっくりできなくなっちゃうよ!!ゆっくりりかいしてね!!!」 それだけ言い残して、母まりさは他の子まりさの待つ食卓へと戻っていった。 一匹取り残された子まりさからは、土の壁が邪魔になって食卓の様子が見えない。 しかし、時折聞こえてくる姉妹の笑い声から、皆がとてもゆっくりしていることは簡単に把握できた。 「ゆぅん!まりさもみんなといっしょにゆっくりしたいよ!!!」 帽子なしまりさの声には、誰も反応してくれない。 自分だけ仲間はずれにされたような疎外感を感じた子まりさだったが、渋々床の上に散らばったご飯を食べ始める。 「……むーしゃむーしゃ…それなりー」 いつもはとても美味しいご飯も、一人ぼっちでは全然美味しくない。 帽子のない子まりさは、ただ空腹を満たすだけのためにご飯を食べ続けた。 食事を終えた一家は、巣の中でゆっくりしていた。 餌の貯蓄が1週間分残っているので、今日は思う存分ゆっくりすることができる。 幸せなひと時を過ごしている一家のもとへ、ちょうどいいタイミングでれいむ一家が訪れた。 「ゆっ!!まりさ!!ゆっくりきたよ!!」 「まりさ!!いっしょにゆっくりしようね!!」 「ゆゆっ?れいむ!!ゆっくりまってね!!」 母れいむと12匹の子れいむの声が、巣の外から聞こえてくる。 子まりさたちは子れいむたちとゆっくりするべく、勢い良く巣の外へ飛び出していく。 帽子のない子まりさも一目散に外へと跳ねていくが……その行く手は、母まりさによって遮られた。 「ゆっ!?じゃましないでね!!まりさもれいむたちとゆっくりするよ!!」 「ばかいわないでね!!おまえがれいむたちにみつかったら、まりさたちみんなゆっくりできなくなるよ!!!」 母まりさは本気で怒っていた。 さっきも言ったのにもう忘れたのか、と子供の間抜けっぷりに呆れているようにも見えた。 その様子を、巣の出入り口の陰から覗いている他の子まりさたち。 「ゆーん…ぼうしがないとゆっくりできないんだね!」 「そうだね!!ぼうしがないこはゆっくりできないよ!!あんなのほうっておいて、ゆっくりしようね!!」 子まりさたちは、言いたいことを言って広場へと跳ねていく。 その後姿を追いかけようとする帽子なしまりさだが、母親の巨体に阻まれてしまった。 「ゆっ…まりさもゆっくりしたいよ!!ゆっくりさせて―――― 「ゆっくりりかいしてね!!まりさはおうちでおるすばんだよ!!!」 帽子なし子まりさを巣の奥へ押し込んだ後、母まりさも浮かれた表情で巣の外へ跳ねていった。 ずりずり岩陰まで這いずって、外の様子をこっそり窺う帽子なしまりさ。 広場からは、大勢のゆっくりの楽しそうな声が聞こえてくる。 「ゆーん♪くすぐったいよ♪ゆっくりやめてね!」 「ゆゆっ!!くやしかったら、ゆっくりおいかけてきてね!!」 「ゆふふ~ん……ゆっくりぃ~…」 「おそらがとてもゆっくりしているね~…くもさんもぷかぷかゆっくりしているね~」 母親や姉妹、そして友達のれいむたち。みんなすごくゆっくりしている。 ゆっくりしていないのは……帽子のない、子まりさだけだ。 「ゆ゛っぐ……ゆわ゛あ゛あ゛ぁぁ……ゆっぐりしたい゛よ゛お゛お゛お゛お゛…!!」 ただひとり、巣の奥で、誰にも聞こえないように。 帽子のないまりさは、孤独を紛らわすために泣いた。 夕方。外でゆっくりしていた姉妹と母まりさが帰ってきた。 「ゆぅ~♪とてもゆっくりできたね!!」 「あしたもれいむとゆっくりしたいよ!!」 「そうだね!あしたはれいむのおうちにいこうね!!」 帽子なし子まりさは、家族の和気藹々とした会話に引き寄せられるように、巣の広間に顔を出した。 いつもなら、そろそろ夕飯の時間である。ずっとひとりで泣いていた帽子なしまりさは、とてもお腹を空かせていた。 「ゆっ!!そろそろごはんのじかんだね!!おかーさんはごはんをよういしてね!!」 「………」 帽子なし子まりさの呼びかけに、母まりさは反応しない。 無表情。何の感情も篭っていない視線で、帽子なし子まりさを見つめるだけだ。 母まりさだけではない。他の子まりさたちの視線も、どこか棘があって……ゆっくりできない。 「ゆっ!?むししないで――― 「おなかすいたよ!!!ゆっくりごはんをよういしてね!!!」 「ゆゆ!そうだね!おかーさんがごはんをもってきてあげるね!!みんなはゆっくりまっててね!!」 「「「ゆっくりりかいしたよ!!!」」」 他の姉妹の求めにはあっさり応じた母まりさは、貯蔵庫に向かって子供たちの食料を運んでくる。 15匹分の食べ物をテーブルの上に並べるのも、母まりさの仕事だ。 「「「ゆっくりいただきまーす!!!」」」 「ゆっくりおたべなさい!!」 目の前に用意された食べ物に、勢い良く噛り付く子供たち。 しかし帽子なしまりさは、周りの姉妹に用意されたものと自分のものとの違いに気づいた。 「ゆゆっ!?まりさのだけすくないよ!!もっとちょうだいね!!」 帽子なし子まりさの分だけ、少なく配分されていたのだ。 普段から公平に扱われてきた姉妹の一員として、帽子なし子まりさは不足分を要求するが…… 「うるさいよ!!ぼうしのないこは、それでじゅうぶんだよ!!!」 「ゆっ!?どうしてそんなこというのぉ!?」 帽子なし子まりさは、帽子がないために外で狩りをする事が出来ない。 狩りができない子はその分食べる量も減らすべきだ、というのが母まりさの考えだ。 「ゆっ!!おねーちゃんたち!!いもうとたち!!まりさにごはんをわけてね!!!」 母まりさから不足分をもらうのを諦めた帽子なしまりさは、姉妹から分けてもらうことにした。 しかし、14匹の姉妹の反応はとても冷たいものだった。 「ゆ?これはまりさのぶんだよ!!ゆっくりあげないよ!!」 「おねーちゃんはじぶんのぶんをたべてね!!」 「ぼうしがないくせに、なまいきだよ!!」 「ゆっ!?いじわるしないでねぇ!!!まりさにもたくさんちょうだいねっ!!!」 どんなに呼びかけても、姉妹たちは帽子なしまりさに食べ物を分けようとはしない。 帽子なしまりさが14匹の姉妹に要求して回っているうちに、全部食べ終えてしまった。 「ゆ~ん♪おいしかったよ!!」「とてもゆっくりできるごちそうだったよ!!」 「よかったね!!たくさんゆっくりしていってね!!!」 母まりさも満足顔だ。満腹で元気いっぱいの子供たちは、母まりさの周りに集まってゆっくりし始める。 帽子なしまりさは諦めて、ひとりぼっちでテーブルに向かって食事を再開した。 「ゆぐぅぅぅぅ……むーしゃむーしゃ…ふしあわせー…」 そのご飯はいつもの半分以下の量。 あっという間に食べ終えてしまった帽子なしまりさは、一家の輪に加わることなく巣の隅っこにうずくまった。 夜。巣の外は暗闇に包まれ、ゆっくりたちは一日の活動を終える。 藁を敷き詰めた寝床の上に母まりさが飛び乗ると、子まりさたちも続々とその後を追って寝床に飛び上がる。 「ゆ~ん!ゆっくりねむろうね!!」 「ゆっ!!みんな!!おかーさんのまわりにゆっくりあつまってね!!」 寝床の中央に鎮座する母まりさの周囲を、14匹の子まりさが取り囲む。 帽子なしまりさもそれに続いて、藁の寝床へとダイビングした。 「ゆゆーん!!まりさもゆっくりねむるよ!!」 しかし、帽子なしまりさが寝床に着地する直前―――― 「ゆっくりこっちにこないでねっ!!!」 周囲の子まりさたちのタックルが炸裂した。 こてっこてっとバウンドして、テーブルに衝突してやっと止まる帽子なし子まりさ。 ちょうど額をテーブルの縁にぶつけてしまい、「ゆごごおおおお」と悶え苦しみながら転がりまわる。 「ぼうしのないやつは、そっちでひとりでねむってね!!!」 「おまえがいると、まりさたちがゆっくりできなくなるよ!!!」 「ぼうしがないなんて、おぉみじめみじめ」 「ゆっぐぅぅぅ……どぼぢでぞんなごどい゛う゛の゛お゛お゛お゛ぉぉぉ!!??」 昨日までとても仲のよかった姉妹がそんな言葉を口にするなんて、信じられなかった。 心と身体の痛みに咽びながら、這いずるようにして再度寝床へと向かう。 「ゆっぐぅりぃ……ゆっぐっ…みんなとゆっぐり゛ぃ…ね゛む゛る゛よ゛ぉ……!!」 ゆっくりと寝床へ近づいてくる帽子なしまりさに、他の子まりさは罵倒の嵐を浴びせる。 その言葉の一つ一つが帽子なしまりさの心を傷つけ、歩み進む力を削いでいく。 「ゆっくりこっちにこないでね!!おまえがいたらゆっくりできないよ!!」 「ぼうしがないやつは、ぜんぜんゆっくりできないね!!まりさたちはとてもゆっくりできるのにね!!」 「ゆっくりしたいの!?ぼうしがないくせに、ゆっくりできるわけないでしょ!!」 「きっと、ゆっくりできないからぼうしをなくしちゃったんだね!!おぉぶざまぶざま」 「まりさたちはおかーさんとねむるよ!!おまえはひとりでさびしくねむってね!!」 弱りきった心。それを何とか奮い立たせつつ、帽子なしまりさは寝床にたどり着いた。 ぐっと顔を上げると、目の前に立っているのは母まりさ。周りの子まりさを押しのけて、帽子なしまりさを見下ろしている。 「ゆ゛っ!!おかーさんっ!!!」 まりさは涙を流した。うれし涙だった。 姉妹は自分を“帽子のないゆっくり出来ない子”として仲間外れにするが、母親は違ったのだ。 お母さんが自分を受け入れて、一緒にゆっくり眠ってくれる。そうすれば、周りの姉妹だって逆らわないだろう。 涙を振り払って、笑顔で母まりさを見上げた。やっぱり、自分はゆっくり出来るんだ。ゆっくりさせてもらえるんだ。 そんな期待が正しいと信じて。間違っているとはこれっぽっちも疑わず。 帽子なしまりさは、力を振り絞って母まりさに飛び込んだ。 「ゆっくりね゛むろう゛ね゛ぇ!!!」 その期待が、打ち破られるとも知らずに。 「うるさいよっ!!!!」 ドスンッ!!! 「びぎゅあぁっ!?!?」 母まりさの巨体が生み出す攻撃力は、子まりさたちの比ではなかった。 弾丸のような勢いで巣の壁に叩きつけられ、そのまま跳ね返って寝床のところまで戻ってくる。 その威力に耐え切れなかった帽子なしまりさは、ゆげぇゆげぇと体内の餡子を吐き出した。 「おまえがいたらこどもたちがゆっくりできないよ!!おまえはすみっこでねむってね!!!」 それだけ言い残すと、藁の中に潜り込む。子まりさたちも後に続いて、母まりさの周囲に潜り込んだ。 「ゆっ!?……ゆ゛う゛う゛う゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛!!!??」 その瞬間、帽子なしまりさの思考が停止した。 唯一の味方であると思っていた、母まりさにも拒絶されたから。 悲しみだけがまりさの心を支配し、際限なく涙を流し続ける。心の傷を癒すために。 “帽子をなくしたらゆっくり出来ない” その意味を、帽子なしまりさは正確には理解していなかった。 髪飾りがないと、個体識別されないこと。 “ゆっくり出来ない異端者”として集団から弾き出されるということ。 それらを知っていたら、家族たちの行動の理由も少しは理解できたかもしれない。 でも、まりさは運がよかった。 家族の目の前で帽子を失くしたために、一家全員がまりさをまりさと認識した。 まりさに多少は同情し、帽子なしまりさを弾き出そうとする家族は1匹もいなかった。 しかし残念なことに、それも最初だけだった。日常生活を送っていくうちに、一家は違和感を感じ始めたのだ。 いつもよりゆっくりできない気がする。昨日はもっとゆっくりできたのに、今日はあまりゆっくりできない。 その原因が帽子なしまりさにあると自覚したときから、一家の振る舞いは少しずつ変わり始め…… 「ゆっくりできないやつは、そっちでねむってね!!!」 「まりさたちはおかーさんとすやすやするからね!!!」 「ぼうしがないなんて、おぉあわれあわれ」 今では、この有様である。 「どうして…どうしてまりさだけゆっくりできないの?」 全ての始まりは、昨日の事件。突風に帽子を飛ばされて、失くしてしまったことから始まった。 そう、全ては帽子。帽子がないからゆっくり出来ない。逆に言えば、姉妹たちは帽子があるからゆっくりできる。 ゆっくりできるかどうか、その分かれ目は……帽子の存在だ。 自分だけ帽子がないから、自分だけがゆっくりできない。 じゃあ、みんな帽子がなかったらどうだろう? みんなゆっくりできないのだろうか?……きっと違う。 みんな帽子がなければ、みんな同じ。みんな同じだから、みんなでゆっくりできる。 そうだ。みんな帽子がなければ、まりさも仲間はずれにされない。みんなと一緒にゆっくりできるんだ。 「ゆっくり……みんなぼうしがなければ、みんなでゆっくりできる…」 帽子なしまりさは夜中、誰も起こさないように静かに行動を開始した。 翌朝。 一家の朝は、1匹の子まりさの目覚めから始まる。 1匹が放つ「ゆっくりしていってね!!!」は他の子供たちに波及し、最終的に母まりさを目覚めさせるのだ。 だが、今朝はちょっと様子が違っていた。 「ゆゆぅ…ゆっくりしていっt――――ゆっ!?まりさのぼうしがないよぉ!?!」 最初に目覚めた子まりさは、頭の違和感に気づいた。 あるべきものがない。昨夜まであったものが、目覚めたら消えている。 そんな叫びに呼び起こされた他の子まりさも、自らの頭上の異変を次々に感知していく。 「ゆゆっ!?まりざのぼうじどごいっだのぉ!?」 「ゆわあぁぁぁぁ!!!まりざもぼうしがないよ!!!」 「どうじでええぇぇぇぇぇぇぇ!?ぼうしがないとゆっくりでぎないよおおおぉぉぉ!?」 見渡してみれば、母まりさを除く一家全員が帽子を失くしていた。 最後に、寝床の中央にいる母まりさが目を覚ます。 「ゆゆ……ゆっくりしていってね!!!」 「「「おがーざあああぁぁぁぁん!!!」」」 起きたばかりの母親に、泣きつく子供たち。 お母さんならきっと自分の帽子を見つけてくれるだろう、と思っているのだ。 だが、その期待はことごとく裏切られた。 「ゆゆっ!?ぼうしのないこがいるよ!?しらないこはゆっくりでていってね!!」 当然のことだった。母まりさは眠っている間、子供たちが帽子を失うその瞬間を見ていない。 したがって、母まりさは自分の子供を自分の子供だと認識できないのだ。 たった1匹、風に飛ばされて帽子を失ったまりさを除いて。 「ゆぅ!?どうしてそんなごどいうのおぉ!?」「まりざはおがーさんのがわいいごどもだよ!?」 「そうだよ!!!まりざたちのぼうしをゆっくりさがしてね!!!」 一方子供達は、母親側にそんな事情があるなどとは露知らず、お構いなしに詰め寄る。 自分はお母さんの可愛い子供なのだから、お母さんが絶対に何とかしてくれる。 たった今拒絶されたばかりなのに、まだ縋っているのだ。 「ゆぅ!?へんなことをいわないでね!!!ゆっくりしないででていってねっ!!!」 聞き分けのない部外者を、母まりさは排除し始める。 手始めに、一番近くにいた3匹の子まりさを、巨体を活かした体当たりで勢い良く弾き飛ばした。 「ゆびゅげっ!?」「うびっ!?」「ぼあっ!?」 巣の内壁に叩きつけられ、噴水のように餡子を吐き出す3匹。 頭頂部を強く打ったものは、餡子脳に強い打撃を受けて気絶してしまった。 それを目の当たりにした残りの子まりさたちは、一斉に母まりさを罵倒する。 「ゆがあぁあぁぁああぁぁぁぁ!!!まりざのいぼうどになにずるのおおおぉぉぉおおぉぉ!?」 「おねーちゃんがいたがってるよ!!ゆっくりしないであやまってね!!!」 「こんなのおがーざんじゃないよ!!!ゆっくりしんでね!!!」 「うるさいよ!!!まりさたちのおうちからゆっくりしないででていってね!!!」 子まりさたちの言葉の攻撃は、結果として火に油を注ぐ形となってしまった。 母まりさは怒りを込めてぷくっと膨らみ、威嚇のポーズをとる。 ゆっくり以外の生物ならなんともない威嚇方法だが、ゆっくり同士―――それも、小さいゆっくり相手なら効果は抜群だ。 「ゆわああああぁあぁぁぁあぁ!!!ごっぢごないでねぇ!!!まりざはゆっぐりじだいよぉ!!!」 「いやあああぁああぁ!!!ゆっぐじさせでねええぇえぇえぇえ!!!」 「まりさたちゆっぐりしでただげなのにいいいいぃぃぃいいぃぃ!!!!」 巣の中を縦横無尽に逃げ回る子まりさたち。 だが、狭い巣の中では逃げられる範囲も限られる。 あっという間に母まりさに追いつかれ、その巨体に潰されて命を散らしていく。 「びぎっ!?」 水風船のように破裂する子まりさ。 「うぼああぁぁっ!?!?」 口を目から餡子を吹き出し、皮だけになる子まりさ。 「げぼおおおぉぉぉ!!??」 下手に逃げたために、顔面だけが潰されて悶え苦しむ子まりさ。 「ゆっくりしないででていってね!!!ここはまりさたちのおうちだよ!!」 自分の子供を手にかけていることも知らず、次々に“侵入者”をやっつけていく母まりさ。 その周りには、子まりさたちの残骸が次々に飛び散っていく。 8匹の子まりさが殺されたところで、残りの子まりさたちが次々と巣の出口から飛び出していった。 「ゆわあぁぁああぁぁん!!!こんなところじゃゆっぐりでぎないよおおおぉぉぉ!!!」 「おがーぢゃん!!どぼぢでゆっぐじさせでぐれないのおおおぉぉぉおぉ!!??」 「きのうまでゆっくりできたのにいいいっぃぃいいぃ!!!」 その疑問には、誰も答えない。 母親に殺された姉妹の死体を残して、生き残った子まりさたちは死に物狂いで逃げていった。帽子のない状態で。 決して振り返らない。振り返ったら最後、悪魔に変わってしまった母親に殺されてしまう気がしたから。 「ゆぅ~!!やっとゆっくりできるよ!!みんなでゆっくりしよう…ね……?」 邪魔者をやっつけるのに夢中になっていた母まりさは、落ち着いて周囲を見回して始めて気づいた。 巣の中に、子供が1匹も残っていないことに。静まり返った巣の中に、自分1匹しか残っていないことに。 「ゆ゛う゛う゛う゛ぅう゛う゛ぅぅぅ!?!まりさのこどもどこにい゛っ゛たの゛お゛お゛お゛ぉお゛お゛お゛ぉぉ!!??」 母まりさは巣の端から端まで、跳ね回りながら探していく。 巣の出入り口から広間、そして貯蔵庫に至るまで探していく。 そして見つけた。貯蔵庫の入り口にいた、帽子のない子まりさ。風に飛ばされて帽子を失った、子まりさを。 その瞬間、母まりさは大きなため息をつく。よりによってこいつか、と。 「ゆっぐ……ゆっぎゅうううぅぅぅぅ……!!!」 子まりさは泣いていた。 自分が姉妹の帽子をとって隠したばかりに、こんな酷いことになってしまったから。 みんな帽子がなければ一緒にゆっくり出来るという浅はかな考えが、悲劇を生んでしまったから。 自分はただ、みんなとゆっくりしたかっただけなのに…… 「おがーざああぁぁぁぁん!!!う゛わ゛あ゛あ゛ぁぁぁあ゛あ゛ぁぁぁぁあぁぁん!!!」 子まりさは、真実を言い出せなかった。 それを言えば、自分のせいで他の子たちがゆっくり出来なくなったことが母まりさに知れてしまう。 そうなったらもう終わり。二度とゆっくり出来なくさせられてしまうだろう。 それが怖くて、何も言えなかった。泣くことしかできなかった。 「うるさいよ!!!ゆっくりなきやんでね!!!」 「びゅえっ!!??」 どすんと子まりさを突き飛ばす母まりさ。 貯蔵庫に突き飛ばされた子まりさは、顔面から餌の山に突っ込んだ。 「どうしておまえがいるの!? ゆっくりできるこどもたちのかわりに、おまえがいなくなればよかったのに!!!」 それだけ言い残して、母まりさは巣の外に出て子供たちの帰りを待ち始める。 その表情は、本当に子供を心配している母親の顔。子供たちの事が心配でしかたない、という顔だ。 しかし、その表情を帽子なしまりさに向けることはない。 「ゆっ……ゆっぐぅ……う゛わ゛あ゛ぁあ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁあああぁん!!!」 貯蔵庫の中に取り残された帽子なしまりさは、再び泣き始めた。 誰も理解し得ない、後悔と悲しみの涙を流しながら。 それから。 母まりさと帽子なし子まりさは、2匹で暮らし続けた。 相変わらずのゆっくり出来ない日々。 満足な食事を与えられず、日中は一人で留守番。 母親にすりすりすることも、草原を自由に駆け回ることも、帽子なしまりさにとっては夢のまた夢。 「ゆううぅぅうぅ……ゆっぐじじだいよおおおおぉぉぉ……!!!!」 「ぼうしがないくせに、ゆっくりできるわけないでしょ!!!やっぱりぼうしのないやつはばかなんだね!!!」 姉妹を犠牲にして手に入れたもの。 それは、母と2人っきりの、全然ゆっくりできない生活。 「おかーさんはこどもたちをさがしてくるよ!!おまえはおるすばんだよ!!!ぜったいにそとにでないでね!!!」 子まりさに留守番を言いつけ、母まりさは毎日毎日、行方不明の子供たちを捜しにいく。 何日経っても、何週間経っても、無事を信じて捜しにいく。 そのうちの8匹を、自分が殺してしまったとも知らずに…… 「ゆっ…ゆっくりおるすばんするよ……」 今日も、帽子なし子まりさは空腹に苦しみながら、巣の奥から外の様子を覗き見る。 留守番の間、ずっとそうしている。かつて自由に駆け回った、広大な草原を思い浮かべながら。 かつて共にゆっくりした、友達のれいむたちの笑顔を思い出しながら。 そして、自分のせいでゆっくりできなくなってしまった姉妹たちが、いつか帰ってくることを願いながら。 その度に、罪悪感で胸が痛むが……それを打ち明ける相手は、まりさにはいない。 まりさは、ひとりで母の帰りを待つ。毎日毎日待ち続ける。 いつか母親と真の意味でゆっくり出来る日々が来ると、強く信じて。 帽子のない子まりさのゆっくり出来ない日々は……まだ、始まったばかりだ。 (終) あとがき 家族の目の前で帽子を失って、個体認識できる状態で生活を始めたらどうなるんだろう? そんな疑問をもとに書いてみました。 作:避妊ありすの人 このSSに感想を付ける
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★2023年08月27日公開動画(術後約2ヶ月) 北海道の夏は積丹のウニ丼!!【みずきのやりたいことリスト】 https //youtu.be/kzk6-uB0u5E?si=uixetXDX4wuIwW3Y (12 48~)海辺で突如歌い踊り出し(テロップ「風強い時メドレー」)風に飛ばされた帽子を身軽に追い掛けて拾う。